2021年11月13日(土)に伊東洋平さんのミニライブ「ボクラノウタ2021 ~宮城県加美町編~」がピッチョーネで開催された。
安全対策がしっかり行われた中、15時からの1回目はファンクラブ会員限定、16時半からの2回目は地元の人達が集うライブが開催された。
いつもは、ランチやカフェ、バルといった顔を持つピッチョーネが、この日はミニライブ会場へと早変わり。ランプの柔らかな光に包まれた店内が、この日は熱い思いが飛び交うライブ会場となった。
伊東洋平さんは元イケメンズのメンバー。現在はソロで活動し、宮城県内を積極的に回っている活動的なアーティストだ。
この日はバイオリンの鹿嶋静さんとパーカッションの優莉奈さんが参加。主軸を彩る伊東さんのアコースティックギターの音色に鹿嶋さんの艷やかながら切れのあるバイオリンの音が重なり、優莉奈さんのパーカッションがそんな二人の音を力強く支えながらも柔らかく包み込む。そこに伊東さんの伸びやかな生歌声が合わされば、そこはもう魅惑のライブ会場だ。
1回目のファンクラブ会員限定の会では、数多くのファンが間近で行われる伊東さんのライブに釘付けだったに違いない。
一番前の席は伊東さんとの距離が約2m、一番遠い席でも約7m程度だ。こんなに近い距離で生歌を聞ける機会も早々ないだろう。
今回のライブは、ワンプレート&ワンドリンク付き。ピッチョーネの美味しい料理に舌鼓しながらドリンクを頂く。バル&ライブの良いところは、座って楽しく食事やドリンクを楽しみながらライブを楽しめることだ。ライブに彩りを添える目にも舌にも美味しい料理と美味しいドリンクもイベントの醍醐味である。
鹿嶋さんは加美町で製作されたバイオリンを携えての登場。演奏の中、会場内を練り歩き観客を盛り上げ、優莉奈さんはカホンという打楽器で軽快なリズムを叩き出し観客を楽しませた。
3名が奏でる音と声色に会場も盛り上がり、時には軽快に、時にはしっとりとしたバラードがマイク無しの会場に響き渡る。
想いの強さを力強く歌い上げ、聞き手の心に語り掛けたかと思えば、楽しいMCで会場を笑いに包んだりする。
観客の手拍子と合いの手と音楽が揃えば、そこは小さなフェスティバル会場。
身近にいる優しいお兄さんの一面もあれば、曲に想いを込める真剣で真摯なアーティストの一面も見せながら、バルと化した会場は大盛り上がりだ。更に新曲となる曲も披露され、観客のボルテージも上がる。
イタリアのバルに迷い込んだように素晴らしい音楽と陽気な酔っ払いとの一体感。人生は素晴らしいのだと拍手と共に笑いが零れた。
コロナ渦で沈みがちな心も元気付けてくれた今回のライブ。また、次回もミニライブを開催して頂きたく、イタリアの陽気なバルの如く楽しい時間を楽しみにしている。