2022年12月6日(火)にぜんじろうさんのスタンダップコメディショウがピッチョーネで開催された。
19時開演のトークショウには、地元のファンがピッチョーネに集まった。
ぜんじろうさんのショウは最初にお題リストを渡され、その中から聴きたいと思うお題を選んでぜんじろうさんに渡し、リクエストされた中からお題を選んで話しをするという仕組みだ。今回もピッチョーネの料理に舌鼓を打ちながら聴きたいお題を選ぶ。
このお題の種目は多岐に渡り、どのお題も面白そうで迷ってしまう。可能であれば、全て聴いてみたいと思ってしまうほどだ。
なお、リクエストの内容はそれぞれの地域柄が出るとのことでその話しも興味深かった。
今回のピッチョーネでのリクエストでは政治と性教育のお題が多かったそうで、加美町ファンの懐の広さをお褒め頂いた。
最初にスタンダップコメディの紹介とご自身の経歴などをお話し頂いて、早速スタート。
ここ10年のぜんじろうさんの形跡を映像で紹介して貰いながら、ロボットと一緒に漫才をしようとしたロボット体験記やロボットと一緒に挑んだM1やR1での裏話などをお聞きした。
実体験に基づいた業界の裏話には驚きと面白さとご苦労が忍ばれる。自身の苦労と経験をネタとして披露していく姿は見ていて清々しい。
今回は「ロボット体験記」、「旧統一教会と政治」、「立憲民主党の乃木議員の決起集会」、「神社の不思議」、「改めて日本の性教育の変」をお話し頂き、爆笑と同時に気付きと驚き、社会状況について考えさせられる話題だった。
ぜんじろうさんのスタンダップコメディの立ち位置は一貫していて、その姿勢を貫いてステージに立つ姿は素晴らしい。
印象深かったのは、宗教にしろ政治にしろ蓋をしていくと陰謀論になってしまうので、ちょっとは弄っていくと風通しが良くなるといった言葉だ。
強い権力に対して風刺することがスタンダップコメディで、そこに笑いを加えていくことで風通しを良くしていくぜんじろうさんのトークショウをこれからも楽しみにしている。